【手首の耐久値、0になってない?】クリックするたびズキッ!「マウス腱鞘炎」を防ぐ前腕メンテナンスの秘伝書

2026年1月13日火曜日

リハビリ 健康 腕・手装備

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こんにちは!理学療法士の「航(コウ)」です🏥。

PC作業中やFPSでエイムを合わせる瞬間、あるいはスマホでSNSをスクロールしている時。
「親指の付け根」や「手首の外側」に、電気が走るような鋭い痛みを感じたことはありませんか?

もしそうなら、あなたのメインウェポン(手)の耐久値は「赤ゲージ」に突入しています。

⚠️ 【大切なお知らせ:閲覧前の注意点】
この記事は、理学療法士としての知見に基づいた一般的な情報提供を目的としています。
腱鞘炎(ド・ケルバン病など)の診断や治療を代行するものではありません。
安静にしていても痛む、腫れや熱感が強い、指が動かせないといった場合は、速やかに整形外科を受診してください。

1. 現状解析:なぜ手首が「オーバーヒート」するのか

「指を使いすぎたから、手首が痛い」。
間違いではありませんが、理学療法士の視点では、真犯人はもう少し奥に潜んでいると考えます。

真犯人は「腕(前腕)」にあり

実は、指を動かすための筋肉の本体は、指ではなく「前腕(肘から手首までの部分)」にあります。

  • 指・手首: ワイヤーで動く「操り人形」
  • 前腕の筋肉: 糸を引いている「操り手(モーター)」

ゲームや仕事で指を高速で動かし続けると、この「モーター(前腕)」が熱暴走を起こしてガチガチに固まります。

すると、繋がっているワイヤー(腱)が常に強く引っ張られた状態になり、ワイヤーが通るトンネル(腱鞘)と強く擦れ合います。
この「摩擦熱」こそが、腱鞘炎の正体です。

💡 最短の攻略ルート
痛いのは手首ですが、ケアすべきは「前腕」です。

2. デバフ確認:恐怖の「フィンケルシュタイン・テスト」

まずは、今のあなたのダメージ蓄積度を測るための診断スキルを発動しましょう。
※痛みが強い場合は無理にやらないでください!

診断手順

  1. アクション1: 親指を内側に入れて、他の4本の指で握り込み「グー」を作ります。
  2. アクション2: その状態で、腕を前に伸ばします。
  3. アクション3: 手首を小指側(下方向)にゆっくり傾けます。

【判定結果】

  • グリーン(正常): 何も感じない、または少し伸びる程度。
  • イエロー(要注意): 親指の付け根に突っ張る痛みがある。
  • レッド(危険): 激痛が走る! → すぐに「回復魔法」が必要です。

レッドゾーンの方は、すでに「ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」の境界線にいます。
サポーター等で物理的に動きを制限するのも有効な手段です。

3. 回復魔法:モーターを冷却する「前腕リリース」

手首そのものを強く揉むのは、炎症を悪化させるリスクがあるため「NGコマンド」です。
狙うべきは、疲弊したモーター(前腕)です。

【魔法Lv.1】エイム力を取り戻す「前腕ストレッチ」

  • 手順1: 右腕を前に伸ばし、手のひらを「下」に向けます。
  • 手順2: 左手で右手の甲を持ち、手首を自分の方へゆっくり曲げます。(腕の外側を伸ばす)
  • 手順3: 次に手のひらを「上」に向け、指先を持って自分の方へ反らせます。(腕の内側を伸ばす)
  • 時間: それぞれ20秒キープ。

💡 攻略のヒント:
肘(ひじ)は必ず「ピンと伸ばしたまま」行ってください。
曲がると効果が半減してしまいます。

【魔法Lv.2】癒着を剥がす「ツイスト・マッサージ」

筋肉と皮膚がへばりついている「癒着」を剥がすテクニックです。

  • 手順1: 痛い方の腕を机に置きます。
  • 手順2: 反対の手で、前腕の「一番太い部分」の皮膚を、雑巾を絞るように優しく掴んでねじります。
  • 手順3: 皮膚を掴んだまま、手首をプラプラと動かしたり、グーパーしたりします。
  • 手順4: 場所を少しずつずらしながら繰り返します。

4. 装備品強化:課金アイテムで「オートガード」を付与

手首の耐久値は、装備(環境)で守れます。
初期装備のまま戦うのはもうやめましょう。

🛡️ 「リストレスト」は必須の防具

手首がデスクの角に当たっていませんか?そこは神経の通り道です。
リストレストで手首を浮かせ、物理的なバリアを張りましょう。

🛡️ 「エルゴノミクスマウス」へのクラスチェンジ

一般的なマウスは、手首を内側にひねるため、常に前腕がねじれています。
握手をするような自然な角度で持てる「縦型マウス」は、腱鞘炎持ちの冒険者にとっての「神器」です。

前腕のねじれを解消し、手首の「無敵時間」を手に入れましょう。

5. まとめ:メインウェポン(手)を大切に

ゲーマーやデスクワーカーにとって、手首の痛みは「職業病」と諦めがちです。
しかし、適切なメンテナンス(ストレッチ)と装備更新(環境設定)を行えば、痛みというデバフは必ずコントロールできます。

もし、「手首だけでなく肩や首も重い」と感じるなら、大元の原因は姿勢にあるかもしれません。
セットボーナス(全身回復)を狙うなら、こちらの記事も併せて装備してみてください。

🔗 関連クエスト

あなたのメインウェポンを大切に、長く楽しい冒険ライフを続けてください。✨


🎮 執筆:理学療法士 航(こう)🏥

身体の不調という名の「デバフ」を解除する専門家。
病院での臨床経験を活かし、家でできる回復魔法(セルフケア)を発信中。
身体が軽くなれば、現実世界の冒険はもっと楽しくなります。

ジョブ

航(コウ)|理学療法士

🏥 国家資格保持・臨床9年目の理学療法士です。
急性期病院から訪問リハまで、延べ1万件以上の経験を活かし「身体のバグにケアル」を唱える専門家として活動中。

🎮 ゲームを愛する皆様へ、家でできるセルフケアをゲーム感覚で伝授します!

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